TIFF Newsletter
2012年5月22日
TIFF TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

カンヌ映画祭での活動報告
ジャパンナイト開催

現在フランスで開催中の第65回カンヌ国際映画祭において、現地時間の5月19日(土)夜、第25回東京国際映画祭(TIFF)およびTIFFCOM 2012主催の“ジャパンナイト”がHotel Majestic Barriereにて開催されました。

当日は各国映画祭関係者、映画プロデューサー、監督をはじめとした国内外の映画人300名に及ぶゲストにご来場いただき、依田チェアマンより今年で25回を迎えるTIFF、そして新会場にて開催されるTIFFCOMの基本方針、開催概要について説明いたしました。
またパーティ会場では、現在制作中である25回記念の特別映像の一部を上映。第1回〜第24回までの来日ゲストや貴重な映像を紹介いたしました。





依田チェアマンスピーチ:

昨年の東日本大震災では、「映画は人に夢と希望を与え、人を動かす力がある」ことを実感しました。新たなステージへの第一歩となる25回の開催に当たり、再び未来を切り開く力として、映画の力を信じたい。映画には、未来を変える力があるという思いを込めて、「今こそ、映画の力。」を本年のスローガンとしました。

昨年「東京 サクラ グランプリ」を受賞した『最強のふたり』はヨーロッパを始め世界各国で大成功を収めています。東京国際映画祭は本年も世界に誇れる質の高い作品を集めて世界へ発信していきます。

また、併設のマーケットTIFFCOMが本年よりお台場ヘと移転することが決定いたしました。より広い会場に移り、コンテンツ見本市としてさらに拡大いたします。

実りの秋、10月は東京のベストシーズンです。東京国際映画祭へのご来場、心よりお待ちしております。

※第25回TIFFは10月20日〜28日の9日間、六本木ヒルズ他にて、TIFFCOM 2012は10月23日〜25日に新会場、お台場にて開催いたします。


ユニジャパン国際共同製作認定作品『ライク・サムワン・イン・ラブ』がカンヌにて正式上映

東京国際映画祭(TIFF)の主催団体である公益財団法人ユニジャパンが、経済産業省と文化庁の支援により昨年度スタートさせた国際共同製作認定の初年度の認定作品の一つであるアッバス・キアロスタミ監督最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』が5月21日、第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて正式上映されました。

昨年度は、ユニジャパン認定を受けた13企画のうち、11企画が文化庁の「国際共同製作映画への支援」を申請し、『ライク・サムワン・イン・ラブ』を含む5企画が支援の対象に採択されました。
ユニジャパン/TIFFは本作品のカンヌコンペティション部門での上映を心よりお祝いすると共に、今後も実写、アニメーションを問わず、国際共同製作に取り組む日本の製作者を応援し、より良い製作環境づくりに向けたサポート活動を続けてまいります。



『ライク・サムワン・イン・ラブ』
監督:アッバス・キアロスタミ
出演: 奥野匡、高梨臨、加瀬亮
製作: ユーロスペース+mk2
2012年/109分
日本・フランス共同製作
コンペティション作品募集のお知らせ

第25回東京国際映画祭はコンペティション2012への作品を募集しております。(応募締切:2012年7月13日)
最高賞である「東京 サクラ グランプリ」を目指して、昨年度は映画祭史上最多の76の国と地域から975作品もの応募がありました。本年も国内外問わずさらに幅広い多くの作品を募集いたします。
応募詳細につきましては、映画祭公式ホームページ(www.tiff-jp.net)をご覧ください。

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